ぎもん 1

きょうりゅうは どうして いなくなっちゃったの?

おおきな いんせきが ちきゅうに ぶつかったからだよ

  • そらから おおきな ほしが おちてきた!
  • たいようが かくれて さむくなったよ
  • でも とりさんは いきのこったんだ!
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

約6600万年前、メキシコのユカタン半島付近に直径約10kmの巨大隕石が衝突しました。衝突による粉塵や煙が地球全体を覆って太陽光を長期間遮り、地球規模の急激な寒冷化と植物の枯渇が引き起こされました。これにより大型恐竜は絶滅しましたが、小型で羽毛を持ち体温を保てた獣脚類の一部が、現代の鳥類へと進化して生き残っています。

ぎもん 2

なんで くびが ながいきょうりゅうが いるの?

たかい きの はっぱを たくさん たべるためだよ

  • たかい きの うえの はっぱを ぱくっ!
  • あしを うごかさずに ひろく たべられるよ
  • ほねの なかに くうきが はいって かるいんだ
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

ブラキオサウルスなどの竜脚類は、キリンのように高い木の梢にある栄養価の高い葉を独占して食べるために首が長く進化しました。さらに、重い体を動かさずに首だけを左右上下に動かすことで、無駄なエネルギーを消費せずに広範囲の植物を大量に採食できるメリットもありました。首の骨(頸椎)の内部には無数の空洞があり、驚くほど軽量に作られていました。

ぎもん 3

とりさんは きょうりゅうの なかまなの?

うん! いまの とりさんは きょうりゅうの しそんだよ!

  • すずめや カラスも きょうりゅうの なかま!
  • あしや たまごの うみかたが そっくり
  • じつは いまも きょうりゅうと いっしょに くらしているよ
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

現代の古生物学では、鳥類は小型の肉食恐竜(獣脚類マニラプトル類)から進化した直系の子孫であり、生物学の分類上「生き残った恐竜そのもの(鳥類型恐竜)」と定義されています。二足歩行の骨盤構造、三本指の足先、骨の中の気嚢システム、卵を温める習性など、恐竜と鳥の間には無数の共通点があります。

ぎもん 4

ツノや トゲは たたかうための もの?

みをまもるためと、なかまに アピールするためだよ

  • てきに 「つよいぞ!」って みせつけたよ
  • おとなに なると かっこよく おおきくなるんだ
  • なかまを みわける めじるしにも なっていたよ
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

トリケラトプスの角やステゴサウルスのトゲは、肉食恐竜から身を守る防衛用の武器であると同時に、仲間同士で強さや魅力をアピールするディスプレイ(誇示)の役割を持っていたと考えられています。成長するにつれて角やフリルが急激に大きくなることや、種ごとにフリルの形が大きく異なることから、現代のシカの角やクジャクの羽のように、仲間や異性を認識する重要なサインでした。

ぎもん 5

いちばん おおきい きょうりゅうは どれくらい?

でんしゃ 2りょうぶんより ながい 35メートル!

  • たいじゅうは ぞうさん 10ぴきぶん いじょう!
  • あしの あとだけでも こどもが はいれちゃう
  • ちきゅうの れきしで いちばん おおきな りくの いきものだよ
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

地球史上最大の陸上動物は「アルゼンチノサウルス」や「パタゴティタン」などの超大型竜脚類です。全長は35メートル以上、体重は70〜80トンにも達したと推測されています。これはアフリカゾウ10頭分以上の驚異的な重さです。肺から体中に広がる「気嚢システム」によって呼吸効率を高め、骨の内部を蜂の巣状に空洞化して軽量化することで、陸上でこれほどの巨大化が可能になりました。

ぎもん 6

にほんにも きょうりゅうは いたの?

たくさん いたよ! ふくいけんや ほっかいどうで みつかっているよ

  • ふくいけんや ほっかいどう、ひょうごけんで みつかった!
  • むかしの にほんは アジアの たいりくと つながっていたよ
  • いまも あたらしい きょうりゅうが はっけんされているんだ!
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

かつての日本列島はアジア大陸の東端に陸続きで結合しており、多種多様な恐竜たちが暮らしていました。福井県の手取層群からはフクイラプトルやフクイサウルス、北海道むかわ町からは全身骨格のカムイサウルス、兵庫県丹波市からは巨大竜脚類タンバティタニス(丹波竜)が発見されるなど、日本は世界的にも注目される恐竜化石の産地です。

ぎもん 7

きょうりゅうには なんで はねが あったの?

からだを あたたかく たもつためと、おとなの アピールだよ

  • セーターのように からだを ポカポカに したよ!
  • きれいな いろの はねで なかまに アピールしたんだ
  • それが だんだん そらを とぶ つばさに かわっていったよ
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

恐竜が羽毛を獲得した最初の目的は「飛行」ではなく「体温保持(保温)」や「求愛ディスプレイ」だったと考えられています。羽毛はダウンジャケットのように内部の熱を逃がさず、夜間や寒冷地でも活発に動くことを可能にしました。その後、前肢の羽毛が大型化して風切羽となり、滑空や羽ばたき飛行へと進化していきました。

ぎもん 8

にくしょくきょうりゅうの はは ぬけたら どうなるの?

なんかいでも あたらしい はが はえてきたよ!

  • おれたり ぬけたりしても へっちゃら!
  • うしろから つぎの はが すぐに でてきたよ
  • いっしょうの あいだに なんかいも はえかわったんだ
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

人間の永久歯は一度抜けると生え変わりませんが、恐竜(特に肉食恐竜)の歯はサメやワニのように一生涯にわたって何度も生え変わる仕組み(多生歯性)を持っていました。ティラノサウルスの場合、獲物の骨を噛んで歯が折れても、数ヶ月〜1年程度で歯茎の中から新しい頑丈な歯が生えてきました。

ぎもん 9

きょうりゅうは いし(いしころ)を たべていたの?

うん! おなかの中で ごはんを すりつぶすためだよ

  • つるつるの まるい いしを ゴクリと のんだよ!
  • おなかの なかで かたい はっぱを すりつぶしたんだ
  • いまの ニワトリさんや ペンギンさんも おなじことをするよ
【おとなのかたへ】詳しい科学的背景

植物食恐竜はお腹の中に「胃石(いせき/ガストロリス)」と呼ばれる丸い小石を保持していました。鳥類のように硬い葉や小枝をすり潰して消化を助けるためで、胃の中で石同士が擦れ合ってピカピカに磨かれた化石が骨格標本のお腹の位置から大量に見つかっています。